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ブロック注射と交感神経について

ブロック注射の中でもっとも多く用いられているものに、交感神経のブロック注射があります。神経ブロックにもたくさんの種類がありますが、注射をすることによって、交換神経の働きを一時的に休ませることができようになります。また、ブロック注射の薬剤は局所麻酔薬ですので、局所にしか麻酔が効かず、胃に対する侵襲性がありません。他にもステロイドを使用することがありますが、この場合は副作用が考えられますので、量の加減が大切になります。

そして、交感神経が緊張してしまうと、毛細血管が収縮して血行が悪化します。痛みを治すためには血行を改善しなければなりません。交感神経の不調や痛みが長引けば、自律神経失調症をまねいてしまうことも考えられます。交感神経ブロックによって血行を高めることは、痛みの悪循環を断つことに他なりません。

例えば首の部位には、様々な神経がが存在しています。この中で星状神経節は、首の近くに2つ存在する神経節です。頭部から顔面、首などの交感神経を束ねています。この星状神経節に麻酔ブロックをするのが、星状神経節ブロック注射です。緊張を伝える交感神経をブロックすることで、血管が拡張します。

そして交感神経に作用していた痛みが解消するのです。星状神経節ブロック注射では、仰向けの状態からブロック針を頚椎の横突起という骨に注射をします。針はごく細いものを使用しますので、痛みはほとんどありません。

また、注射をした直後はまぶたの重さや顔のほてり、目の充血、鼻づまりなどの症状が現れることが多くありますが、これはブロックの効果が出ている証拠です。数時間もすれば消滅します。また30分程度安静にすれば十分です。後は自力で歩いても帰れます。星状神経節はアレルギー疾患にも多く用いられている治療法です。毎年花粉が飛ぶ季節が近づくと必ず打ってもらっている、という方も多くいらっしゃいます。