ブロック注射の成分、つまり主な薬剤は
局所麻酔薬です。歯医者で抜糸をする際に注射をするものと同じ薬剤といえば分かりやすいと思います。
局所麻酔薬を注入することによって末梢神経や交感神経をブロックして機能を抑え、痛みの伝達を麻痺させて症状を緩和させます。
局所麻酔薬の作用はほとんど一時的なものですが、薬剤の作用時間が消失したと確定された後でも、長い時間痛みが止まることが多くあります。
これは数時間しか効果がない局所麻酔薬によって、その数時間の間に痛みの刺激を遮断して、症外部での筋攣縮や血管収縮を除き、生体のホメオスタシスを改善し、以前とは全く異なった状態に回復しているということが言えます。
また、局所麻酔薬の他に抗炎症剤やホルモン剤を追加して用いる場合がほとんどです。これらは炎症や腫れをひかせる薬です。
体が引き起こした炎症によって過剰になったアレルギー症状などを抑制する働きを持っています。
ステロイド系の抗炎症剤を用いた場合、よく眠れなくなってしまう方がいるようですが、長くて数日も立てば収まる場合が多いようです。
これらの成分は数時間も立てば体内から完全に蒸発してしまいます。
このことから、副作用がほとんどないということが言えますが、間違った部位への打ち間違いや容量の取り間違いなどの施術する側の問題によって、副作用をもたらす可能性は充分にあると言えますので、症状を的確に伝えて、患者さんの側から注意しなければならないこともあります。
また、排尿や排便の感覚が変化してしまうこともあります。通常は1日もあれば戻りますが、長く治らないという場合は再受診することが必要です。
また、脚に力が入らない、上体がふらつくように思えるという場合も多くありますので、一日とはいわずに一週間は高いバランス感覚が必要な仕事などは控えたほうがいいと思われます。