ブロック注射の安全性


ブロック注射は局所麻酔薬を使用する治療法ですので、とても安全性が高いとよく世間一般では言われます。また麻酔ですから時間が経てば何も残らずに消えてしまいます。薬剤の内服では内臓に障害が起こることがありますので、長期の投与はほぼ難しいと言われていますが、このような危険性が少ないので安全な治療法だとも言われます。

しかしながら、神経に直接打つ方法ですから、100%安全かと言ったらそんなことはありません。ちょっとの手違いで血圧が低下し、頭痛などが長引くこともあります。このようにこの治療法は副作用がゼロでは決してなく、100%安全かと言ったらそんなことはありません。

しかし、熟練の医師が行えば安全性はかなり高くなります。症例数も多く、似たような状態の患者さんを良く知っている場合は特に安全性のメリットが高いと言えます。

また、薬液の量によっては、筋肉が過剰に緩んでしまったり、手足の痺れも大きくなることがあります。多少の影響であれば、効いている証拠である、というような感じで済ますことができても、なかなか外来の状態で帰れない、という場合は困ってしまいます。

このようなケースも信頼できる病院で受ければリスクを抑え、安全性を高めることができます。また感染する可能性も否定できませんが、皮膚の消毒を徹底し、注射器も古いものを使用するようなことがなければ安全です。皮膚の状態が悪いと化膿を起こす場合がありますので、特に皮膚炎などがある場合は中止されます。

その他には、局所麻酔薬以外の薬剤を用いることもあります。例えばステロイドです。神経の炎症が激しく、麻酔薬だけでは無理と判断される場合などですが、ステロイドは患者の状態によってはかなりふさわしくない場合がありますので、医師の判断が重要です。また患者の側から断る場合もよくあります。

また、治療を受けるなら入院のほうがいいだろう、と判断される場合もあります。アルコールなどを使用した場合も痛みが強い例ですので、入院が勧められることがあります。このように100%安全ということもなく、リスクと安全性を兼ね備えた治療法だと言えます。